親殺し2

はいどうも偽ムスカですよ
 
「親殺し」というタイトルだが、金属バットとかで直接殺すわけではなく、精神的な親殺しの方法を考えていきたいがために、思いついたことをダラダラ書いていこうと思う。
私の場合は、母親は優しい人で大好きだが、 父を殺したい。実物の父親を殺すわけではなく、心の中に巣食う糞親父を殺したいと考えている。

父親も不遇な環境で育っていた

前回の記事に書いたが、父は幼少期の私に対して数々の肉体的・精神的暴力をふるってきた。では父自身は、どのような幼少期を過ごしてきたのだろう。
 
 
7歳の頃に両親(父の両親。ムスカにとっては祖父母にあたる)が離婚、母方に引き取られることになった。引き取った母はとても厳しく、悪いことをしたら髪の毛を捕まれ風呂に沈められるなどの虐待まがいの暴力も受けたらしい。…「まがい」というか虐待だなコレ。
10歳の頃に母親が交通事故で死亡したため、母方の親戚の家を転々とし、最終的に母方の祖父の家に養子に入る形で引き取られたが、その祖父も昔ながらのとても厳しい人だったらしく、反発するようにどんどんとグレていったらしい。父親の高校の頃の写真を見ると、漫画に出てくるようなリーゼント頭の不良の出で立ちをしていた。
17歳の頃にパチンコ屋の店員を殴って少年院行きとなり、高校は中退した。
19歳の頃、暴走族の先輩の妹である母との間に子ども(わたし、偽ムスカ)ができたため結婚した。
※以前酔った父から「お前はできちゃった婚でできた子どもだ。騎乗位だった。騎乗位でできた子だ!!」と言われたことがある。友達に話すと爆笑されるが、本人からしたら笑い事じゃない話しである
 
本人やら親戚やらに聞いた話しによると、こんな感じだったらしい。

仕方なくはないけど

なかなか壮絶な生育環境である。父自身も心に深い傷を負ったまま、それが癒えないでいるのだろう。まぁだからと言って、自分の子どもに対して「牛や馬と一緒の馬鹿」と言って殴ったり蹴ったりする行為が許されるわけではないが。
まぁ実際、父親のことをは嫌いだが感謝はしている。19歳という若さで子どもができ、ガムシャラに働き金を稼ぎ、金銭面での不自由な思いは殆どさせないで育ててくれたのだ。なかなかできることではない。しかし、だからといって彼が行ってきた暴力行為は許されるものではなかろう。私も10代の頃は「父が働いてくれているお陰で生きていられるのだから、父に逆らってはいけない」と思っていたが、今思えばそこまでお人好しに考える必要はないだろう。あの男はクズである。そして私も。
…あ、またイヤな考え方をしているな

おわり

「虐待を受けて育った子どもは、自分の子どもを虐待してしまう。」という言葉を聞いたことがあり、結婚後なかなか子どもを作る勇気が出なかった。怖かったのだ、自分も子どもを虐待するんじゃないかと。
今私には子どもが2人いる。かわいくてたまらない。子どもとはこんなに可愛いものなのかと感動するくらいだ。たまに「コラ!!」と大きな声で怒ったりしてしまうこともあるが、暴力は今のところ振るわずに育てることができている。妻のお陰である。妻は私に釣り合わない位、本当によくできた人物である。
 
カッとなっても、平常心を保ち続けることができる立派な人間になりたいものだ。何か良い方法とかないかな。瞑想とか??
 
とりあえず今日の気付き:私を罵倒してきた父親自身も、ツライ思いをしてきた。しかしだからと言って、無理に許す必要はない