変な人の記憶

どうも偽ムスカです。世の中には変な人がいるもんだ。
 
もう10年以上も前、当時大学生でブックオフという店でバイトしていた時のことだが、急に思い出したので書こうと思う
 

バイト中に電話が鳴る

 
ムスカ:お電話ありがとうございます、ブックオフ○○店です!
 
お客様:あのぉ、探しているCDがあるんですけど、タイトルとか分かんないんで、ちょっと歌いますね
 
ムスカ:へ??
 
お客様:「♪○☓~~愛しさの~○○lkjhg;laskdgal;kgjリアリティ~atoldjitoalkijtdl~~~♪」て感じの曲なんですけど
 
ムスカ:(もう笑いをこらえるので必死)申し訳ございません、ちょっと・・・分かんないです・・・・・・
 
お客様:そうですか・・・じゃぁ行きます!!!
 
 
と言うが早いか電話が切れ、その後10分程して、20台後半程で小太りの胸毛の濃い男が店に登場した
 
お客様:あの!さっきの曲なんですけど!!鈴木亜美の「Be Together」て曲だったと思います!!!CDありますか!!!???
 
と顔を真っ赤にしながら説明する彼の鼻息の荒さから、ここまで走ってきたのであろうことが容易に想像できた。
さっき電話口で聞いたメロディは明らかにその曲ではない気がしたが、彼のまっすぐな眼差しに気圧され、CDを売った。
紅潮した顔で「ありがとうございます!!!」と言い去っていく彼のチャックは全開だった。
 
 
私はあれだ、キツネの類の妖怪に化かされたに違いない